自分の作った曲がどこまでも連れてってくれる--未来より今を見る
- roots2025run
- 3 日前
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「自分の作った曲がどこまでも連れてってくれる」という言葉は、あるミュージシャンの表現を少しだけ自分なりに言い換えたものです。自分の陸上人生をよく表している一言だと感じています。
自分は、無理に大きな夢を持たなくていいと思っています。周りから「大きな夢や目標を作ってください」と言われて形だけ用意しても、それが本音でないかぎり、前に進む力にはなりません。本音ではない夢は、心が動かないからです。むしろ、目の前の一歩に集中することで、あとから自然と本当の夢の輪郭が見えてくると考えています。
陸上を始めたばかりのころの自分は、何秒なら速いのかもよく分かっていませんでした。だからこそ、ひたすら自分を見つめ、昨日の自分を一歩こえることだけに集中して練習していました。自己ベストが出た日は、記録が特別に目立つものでなくても、心の底からうれしかったのを覚えています。
遠い夢を追いかけるよりも、階段を一段ずつ上がるように目の前の小さな目標を確実に超えていく。その積み重ねが力になり、気づけば、箱根駅伝のメンバーに選ばれるところまで来ることができました。なぜ本番を走れなかったのかについては、別の記事であらためて書きたいと思います。
自分にとって「作った曲」とは、毎日の選択のことです。起きる時間、食事、練習、寝る前のストレッチ。小さな音が集まって曲になるように、ささいな選択の足し算が良い曲ができるように、自分を成長させて遠くへ連れていきます。未来を細かく設計できなくても、今の手触りを大切にして積み上げれば、道は自然とつながっていきます。
このブログを通して伝えたいのは、夢や目標があってもなくても、いちばん大切なのは「今」を生きて、自分の成長に向けて手を動かし続けられるかどうか、ということです。無理に大きな夢を掲げなくても、今日の一歩を重ねていけば、いつのまにか思いがけない場所まで連れていってくれるかもしれません。
読んでくださりありがとうございます。感じたことやご自身の体験があれば、ぜひコメントで教えてください。

いつもブログ拝読させて頂いております。イチロー選手も同じ事を言ってました。大きな目標では無く、「小さな事をコツコツと日々重ねることがとんでもないところへ行く唯一つの道」だと。継続できる力がある人こそ真に強い人であると思います。
昨日の自分を少しでも超えて行けるように日々チャレンジして行きたいです。
またご指導よろしくお願いいたします。